アメリカではすでに『定番』と化したマットペイント。 2007年のアメリカ『SEMAショー』ではマットブラックが来場者を虜にしましたが、2009年は『ホワイトマット』などのソリッドカラーのマット化に加えて『メタリックパープル・マット』などメタリック色のマット化なども見られました。
現在の日本では『塗装』のほかにカッティングシートと呼ばれる巨大なフィルムで全体を覆う『ラッピング』でマット化を楽しむことができますが、双方に『デメリット』もありました。 それを解消し、これまでの概念とは全く違った視点でマット化を実現したのが今回の製品です。
マットボディを手に入れる方法は前記のように「塗装」か「ラッピングフィルム」が主流でした。 しかし塗装は元に戻すことができず売却時に車両の評価が大きく下がります(塗装は事故者扱いになるからです)。ラッピングフィルムは色を選べたり自由度は非常に広いですが施工にはパーツの脱着が必要だったり、細かい部分まで施工しなければいけないので時間もかかります。そのため費用も高くなることや、剥がす際にも費用が発生します。またフィルムはボディ同様に傷つきやすく、マットカラーは汚れやすいというデメリットもあります。 今回ご紹介する『エクスペル・アルティメイト・ステルス』は現状のボディカラーを生かし、乳白色のペイントプロテクション・フィルムを貼ることでボディのマット化を実現するフィルムです。
ステスルの素材は従来の光沢のあるPPFと同様です。
そのため飛来物や傷からボディを守るというPPF従来の目的や、フィルムを剥がした際に糊残りの非常に少ない接着層などの特徴は継承されています。
艶消しの度合いは数字的には表しにくいのですが、完全な艶消しと言うよりは若干光沢の残る半艶消し(セミマット)程度とお考えください。
『ステルス』は2013年から第3世代へと進化しています。旧ステルスと大きく違うのは表面に傷や汚れに強いトップコートを備えた点です。
これにより多少の洗車傷や擦れは『セルフヒーリング』と呼ばれる自己修復機能によって傷が消えるというとても不思議な現象が起こります。
手入れや日ごろの扱いがデリケートな最初から艶消しのおクルマにも非常に有効なアイテムです。
ステルス・フィルムは施工できる店舗が非常に限られているため、日本はもちろん海外でも施工例が非常に少ない状況です。
そんな状況ですが、Yes!PPFで施工を行ったステルス・フィルムの施工例を中心にご紹介しています。
赤いボディのフェラーリ599GTOをフル艶消し化。サイドミラーはオリジナルの艶消し塗装に部分的に施工した状態の様子です。
ステルス化を前提に車両購入がされたこちらのクルマは最終的にはライト類以外のすべてをステルス化。もちろんモールも施工しました。
GT2RSを艶消し化。オリジナルのつや消しカーボンボンネットもステルス化することで艶消しの統一感を出しています。
東京モーターショーに展示されたALPINA『B6』。実はもともとが艶消し塗装。メンテナンスの難しい艶消し塗装をすべてデータ化したうえでステルス化。
新車のCR-Z。画像のようにパーツをデータ化しながら施工します。3年後フィルムを剥がせばこの通り非常にきれいなオリジナルボディが出てきます。
オリジナルでつや消しシルバーのAMG C63 BLACK SERIES。Aピラーから前のフロントセクションのみをステルス化。違い、分かりますか?
ボディすべてをステスル化するだけではなく、部分施工やバイクなどへの施工によってイメージチェンジとボディ保護の両方を楽しむこともできます。
施工面積により価格が大きく変動することに加え、形状、施工範囲なども価格算出の上で必要な情報となります。
そのため現在は個々にご相談をさせていただき、面積等に合わせたお見積りを製作させていただいております。
■参考価格(平均的な価格)■
2ドアクーペ:70万円~80万円
4ドア:70万円~100万円
2ドアカブリオレ:60万円~70万円
※パーツの着脱、ドアやトランクなどの開口部内側へのフィルム施工は含みません。
■施工日数■
お預かりから返却まで、1週間をいただきます。
■ご予約■
車種等により使用する材料のボリュームなどが大きく変わるため、金額を含めご来店でのお打ち合わせ後の施工が基本となります。
■フィルムに飽きたら…■
XPEL STEALTHは糊残りが非常に少なくフィルムを剥がす事ができます。
しかし、お客様自信でフィルムを剥がすと塗装のクリアー層をいためてしまう場合があります。
必ず施工店にお持込いただき、フィルムを剥がしてください。
フィルムを剥がす費用は下記のとおりです。
・再施工:無料
・剥がしのみ:当社施工車は8万円(税込み)の費用負担をお願いいたします
他社施工車は15万円の工賃をいただきます。また、剥がす際の塗装に対する保障はありません。
■ご注意■
フィルムは塗装とは異なり、ボディ表面に貼り付けを行います。
そのためボディ形状により施工が出来ない場所があります。
また全ての箇所にフィルムを巻き込んで施工する事ができないため、部分的に下地の塗装が見えてしまう場合もあります。
近くで見ても貼ってある事が分からない、と言う完璧な状態で施工を行うことは非常に難しいので、必ず施工前に打ち合わせとご説明をさせていただいております。
■施工が難しい部位等に関する情報■
以下のような場合には施工が難しくなり、フィルムを分割したり、パーツの取り外しが必要になる場合があります。
また、物理的に施工できない形状もあります。
・ルーフのキャリアベース(ステーションワゴン、RV、SUVなど)装着車
・ルーフ等にリブがある車種(波状の形状)
・フェンダーやリアウイング等の細かいエア・スリット
その他詳細は『CONTACT』よりお問い合わせいただくか、店舗へお越しください。
店舗ではサンプル等をご用意してみなさまのお越しをお待ちしております。