ペイント・プロテクション・フィルム(以下:PPF)はすべてにおいて万能で完璧な商品ではありません。
そのためフィルムに関するいくつかの確認項目をよくお読みいただき、ご理解いただいた上での施工となります。
ご面倒とは思いますが、必ず目を通してください。
□ | ボディに予めコーティングが施されている場合、フィルムがきちんと定着しない場合があります。そのため必要に応じてコーティングを剥がす作業を行うことがあります。また状況によりこの作業に別途費用を頂く場合があります。 施工前に全車両のコーティング状況をパッチテストを行い確認のうえで作業を行わせていただきます。 |
□ | フィルムは無色透明ですが、フィルムの種類により0.2~0.4mm程度の厚みがあり、施工後にボディ面と段差が生じるため視覚的にまったく分からなくなるものではありません。 |
□ | ボディの塗装色によりフィルムとの段差にゴミが溜まり、エッヂなどが目立つ場合があります。 |
□ | ボディの塗装色や光沢感等の状態により、フィルムの貼りつけ面と質感・光沢感・色見が変わる場合があります。 |
□ | 車の塗装面は紫外線などによる退色や変色があります。逆にフィルムは若干のUVコートが施されていますので色により剥がした際にフィルム面との色の差が生じる場合があります。 |
□ | フィルムは経年変化で徐々に変色していきます。 またフィルムは紫外線、雨、路面の油分、虫や鳥のフン、洗車傷などの外的要因で変色や透明感を失っていく場合があります。 経年変化や汚れの付着・変色を最小限に抑えるため専用保護剤を定期的にご使用いただくことを推奨しております。 |
□ | 劣化による硬化は非常に遅く、耐衝撃性能は7年程度の経過までは許容範囲内ですが、硬化しないと言うものではありません。 |
□ | 平面のフィルムを3次曲面に施工するためフィルム内が曇ることや表面が若干波打つ場合があります。 |
□ | フィルムは粘着力が高く、再塗装のボディやタッチアップを行った個所、カーボンなどの塗装定着が弱い面などに施工した場合、フィルムを剥がすときに塗装を痛めてしまう場合があります。 また一部車種ではヘッドライトにフィルム施工を行った場合にハードコートにひび割れ、剥離が発生する症例が少数ですが報告されています。リスクの高い車種等は施工前にスタッフよりご説明させていただきます。 |
□ | 完全なクローズ空間で施工を行うことが困難なため、やむを得ず小さなゴミが混入する場合があります。 またおクルマのコンディションにより施工中に細かい砂埃などが流れ出ることでゴミが混入する場合や、下地のコンディションによりフィルム表面が波打つ場合があります。 |
□ | フィルムの施工目的は飛来物等の外的な要因からの塗装面の保護ですが、全ての飛来物等からの塗装面を保護する ことを補償するものではありません。 |
□ | 洗車機の使用および高圧洗浄機、高圧噴射などの使用はフィルムが剥がれる原因になることがありますので使用を控えて手洗い洗車を推奨いたします。。 |
□ | 解氷剤や道路工事等で使用するタールなどの化学薬品などにより変色・硬化する場合があります。付着した際には速やかに洗浄後、指定の保護剤を使用してください。 また虫や鳥のフンなどの不着物も放置すると変色や表面ハードコートの剥離、曇りなどが発生する場合があります。付着した汚れは速やかに除去を行ってください。 |
□ | 平面のフィルムを施工するため熟練の技術を持つ職人が施工を行いますが、機械施工ではないために上下左右やフィルム位置、角の曲線など同位置への施工は困難なため、厳密にまったく同じ場所への施工はできません。 また施工フィルムのラインがボディラインに対して完全な並行に施工ができない場合があります。 |
□ | ペイント・プロテクション・フィルムの表面に石油製品(ゴム製作業用ボディー保護マット、ゴム製の握りのついた工具、輪ゴム、時計のゴム製バンドなど)を置くと、ゴム製品特有の色移りが起こる事例が報告されました。施工車両をメンテナンスなどで工場などにお預けになる際などにゴム製品などをフィルム上に置かないように伝えてください。 |
□ | フィルムは製造の関係上透明度のムラ、ライン状のわずかな曇り、表面トップコートのムラなどがある場合があります。保護性能やコーティング性能に問題はありませんのでご了承ください。 |